スピードテスト実測値公開 Q&A

 スピードテストについて想定される質問と答えを掲載しています.

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「スピードテスト実測値の公開」とは何ですか.
EditNetをご利用のお客さまの環境を想定した試験サーバから,弊社のサービスを経由して他のホスティングサービスまでのファイル転送速度を計測し,その結果をwebで公開するものです.
スピードテスト実測値の公開を行う理由を教えてください.
EditNetでは今まで,フレッツとの接続点,外部ネットワークとの接続点の回線の混み具合(利用率)を公開してきましたが,これはお客さまの通信速度を直接表すものではありませんでした.よりお客さまのご利用,消費者の皆様のサービス選択の役に立つ情報を提供するため,スピードテスト実測値の公開を始めました.
公開されているスピードテスト実測値を,どのように役立てればよいでしょうか?
一般の方は,サービス選択の目安にすることができます.
すでに弊社サービスを利用されているお客さまは,例えば「突然通信速度が落ちた」,「この速度はふつうなのだろうか?」といった疑問の解決に役立つと思われます.
「遠隔バックアップのジョブをどの時間帯に走らせるか?」という使い方もいいと思います.
実測値公開は,お客さまの通信速度をどの程度正確に反映しますか?
ご懸念のとおり,お客さまのご利用形態と試験条件は同じではないため,公開している実測値はお客さまの通信速度と一致しません.(これはお客さま自身がスピードテストサイトを利用する場合も同じです.)
それを前提にしながらも,弊社の実測値公開は, (1)EditNetのネットワークだけでなく,フレッツの回線の終端〜他社ホスティング のエンド・エンドでの測定を行う (2)測定条件もあわせて公開する という2つの特徴により,少しでもお客さまの実際のご利用形態に近く,できるだけ説得力のありそうな結果を得られるようにしています.
実測値公開の値と,一般のスピードテストサイトを使って測定した値に時々大きな開きがあります(実測値公開の方が遅いです).原因は何が考えられますか.
お尋ねの通り,当社の実測値公開はスピードテストサイトよりも控えめな値が出ることが多いです.それは,スピードテストサイトは速度測定に特化したデータの流し方をするのに対して,当社の実測値公開は控えめな送り方をしているためです.(より詳しくは,スピードテストサイトは回線が空いている限りいくらでも送るのに対して,当社の測定は標準のftpを使い,1つのTCPコネクションで断続的に送っているといえます.)
継続的に検証しているわけではないのであくまでも感覚的なものですが,例えばhttps://www.speedtest.net/ では,転送方式をマルチコネクションとシングルコネクションから選ぶことができます.例えば当社の実測値が下り60Mbps,上り200Mbps程度だったとき(当社にしては混んでいると思います),このサイトのマルチコネクションモード(通常のモード)では下り200Mbps,上り500Mbps程度の値になる一方,シングルコネクションモードに切り替えると,当社の実測値に近い値になりました.
標準ftpを使う理由というほどの理由はないのですが,特定のサイトやシステムに依存しない古典的なプロトコルなのでお客さま自身で再検証しやすいことと,新規加入の方が検討材料に使われる場合,どちらかというと控えめな数字が出る方が,「こんなはずではなかった」となりにくいと思います.(2020.10.14)
公開されている数値と実際の通信速度が違う原因として,何が考えられますか.
無数に考えられます.
お客さまの回線のタイプや速度,回線や設備を共用する他の利用者の利用状況,フレッツ網の混み具合,弊社のネットワークの混雑状況,途中のネットワークの混雑状況,通信の対地,サーバの混雑状況などが考えられます.NTT東日本との接続装置は複数あるため,お客さまがどの装置に収容されたかにも左右されます.
弊社ではホスティング2社との間の転送速度のほか,他社との接続点の回線利用率も公開していますので,それを合わせてボトルネックがどこにあるのかを推測することも,ある程度は可能です.
速度測定に使う機器やネットワークは特別なものですか?
いいえ,一般のお客さまのご利用環境を想定していますので,特別なことは行っていません.一般家庭と同様のフレッツ回線を利用し,家庭向けのルータと激安のPCサーバを組み合わせています.試験対地のホスティングも月500円〜1500円のサービスを調達しており,特別な製品やサービスは使っていません.
グラフを見ると,同じ時間でも2社で大きな差が生じることがあります.これはなぜですか.
2社のホスティングまでの間で経路が違う部分の混雑や,測定時点での違いなどが考えられます.もしかしたらサーバ側のチューニングの違いなどもあるかもしれません.
フレッツ光ネクスト(ギガ以前のタイプ)は上り方向の上限が100Mbpsのはずなのに,実測値が100Mbpsを超えています.なぜですか.(〜2014.10.20)
弊社でも謎です.
最初はftpクライアントが出す「000Mbps」の数値の補助単位の底(1k=1000倍なのか1024倍なのか)の問題だと考えてソースまで調べてみたのですが,やはり結果が100Mbpsを超えることがあります.時間を計測する分解能の問題なのか,それとも本当に100Mbpsを超える速度が出ているのか.
そもそも100Mbpsや200Mbpsというのはヘッダを含めた値のはずですが,ftpの中身だけで100Mbpsを超えているわけです.ハイスピードタイプの速度上限はフレッツ網内での帯域制御だろうと思いますので,その制限値が100Mbpsのちょっと上なのかもしれません.
試験回線はギガスマートタイプで,200〜400Mbpsの間の結果が多いようです.私はギガスマートではなく,○○タイプを使っていますが,どの程度速度が出ると考えられますか?(2014.10.21〜)
弊社の試験回線は現在,ギガスマートタイプ(もしかしたら1Gbps出るかもしれないが期待してはいけないタイプ)を使用していますが,東京都でもハイスピードタイプ(下り200Mbps出るかもしれないタイプ)や,VDSLでマンションタイプをご利用の方がまだまだいらっしゃると思われます.
他の回線種別でどの程度速度が出るかを推測することはできませんが,通信速度は回線の上限で比例配分されているわけではないので,「1Gbpsの回線で平均300Mbpsなら,他の回線もだいたい3割くらい」ということにはなりません.
継続的な試験結果ではありませんが,「ハイスピード」で試験したところ,下りが200Mbpsまでのはずなのに200Mbpsを少し上回る結果が出たこともありますし,VDSL方式のマンションタイプでは100Mbpsの上限近くが出るなど,どちらかというと「測定結果に近い値が出るが,それが回線の上限を超える場合はそれに制約される」という結果に近いのではないかと考えられます.
そもそも速度の値はどこから得ているのですか.
ftpクライアントを実行し,その結果表示を信用しています.