接続サービス新プランを提供します
平素,EditNetをご利用いただきましてありがとうございます.
当社では,インターネットのトラヒック増加に伴い,バックボーンの増強に取り組んできました.
このたび上流側のバックボーンの大幅な増強が完成したため,これをフルに活用して「プレミアムコース」(仮称)を開始します.夜など皆様のご利用が多いときでも,ボトルネックが少なく速度が落ちにくいサービスです.従来からのサービスと合わせて,ぜひご利用ください.
バックボーンを増強しても,残ったボトルネック

PPPoEのフレッツでは,フレッツとISPの接続点のインタフェースが1Gbpsのタイプしかなかったため,「最高1Gbps」のサービスを何人も1Gbpsに束ねられることで,ボトルネックが生じやすくなっていました.
極端な例では,1人のユーザに大量のトラヒックが流れ込み,それだけで速度が落ち込んだり,パケットロスが多発することも生じています.
新型コロナウイルス感染症の拡大により,在宅勤務になる方,外出自粛により自宅で過ごす時間が増えた方が多くなっています.Web会議やオンラインゲームなどのアプリケーションは,最高速度が速いことよりも,混雑しても速度低下やパケットロスが起こりにくいことのほうが重要です.
接続点でのボトルネックを解消

2020年11月ころから,このインタフェースに10Gbpsのタイプが使えるようになりました.もともとは10Gbpsのサービス向けに使われる装置ですが,当社では増強したバックボーンを,当面はトラヒックが集中しても混雑を起こしにくいサービスのために使うことにしました.
しかもEditNetなら,ユーザ数が少ない

EditNetの最大の特徴は,ユーザ数が大変少ないことです.現在のサービスも,1Gbpsの装置2台を700人程度(1Gbpsあたり350人程度)で共用していますが,この人数で共用できるISPは少ない(ほとんどない)と思います.
プレミアムコース(仮称)では,10Gbpsの装置を当初は数百人程度で見込んでいるため,1Gbpsあたり数十人と,現在をさらに上回る環境でのスタートになります.
ご利用になれる方
現在当社で対応しているフレッツ回線のうち,光回線でご利用の方
※ADSL,ISDNでご利用の方は対象外です. ※10Gbpsのサービスとは異なるため,当面光クロスには対応しません.
料金
月額3000円(10%税込3300円)を予定しており,長期契約などの拘束は一切ありません.
※固定IPアドレスなどのオプションは,今のオプションと同様です.
提供開始時期
2021年2月〜3月に現在のお客さま向けに試験サービスを提供したうえ,4月から本格サービスを開始します.
試験サービスは現在のプラン・料金のまま利用できます.(本格提供開始後も利用する場合はプラン変更が必要です.)
試験サービスの実施について

試験サービスは,現在当社サービスをご利用のお客さまを対象に,2021年3月まで実施します.
試験サービスは現在のプラン・料金のままご利用になれますが,4月以降の本格サービスをご利用の場合はプラン変更が必要です.
試験サービスについては,こちらをご覧の上お申し込みください.
想定される質問(順次追加します)
- プレミアムコースで,普通のプランよりもどの程度速くなりますか.
- すいているときの最高速度は大きく変わりません.一方,夜間などはフレッツと当社の接続点が真っ先に混雑するため,そのボトルネックを解消し,速度の低下やパケットロスが起こりにくいように設計しています.
- プレミアムコースは必ず速度が速くなるのですか.
- フレッツとの接続点のボトルネックが原因で遅くなっている場合,それが解消することで,速度が速くなることが期待されます.一方,接続先によっては当社からそこまでの経路が混雑しやすい場合がありますし,フレッツ網全般が混雑している場合などは,普通のプランと大きく変わらない場合があります.
当社では,お客さまと同じ条件で契約した回線でスピードテストを行い,その結果を公開していますので,ご覧ください.(時間帯での変化や,速度の大きく変わらない接続先があることなどがわかります.サービス選択の参考にしてください.) →EditNetスピードテスト
- 普通のプランから相互に変更できますか.
- 本格提供開始後は,月単位で普通のプランとプレミアムコースを相互に変更できることを考えています.
- 普通のプランで固定IPアドレスを使っています.IPアドレスはそのままで,プレミアムコースを使えますか.
- はい,当社ではIPアドレスの変更はなく,そのまま使えます.
- プレミアムコースが混雑することはないのですか.
- お客さまのトラヒックが極端に多い場合,やはり混雑はありえます.それでもインタフェースは従来の10倍の太さで,あえて10Gbpsのサービスは提供していませんので,従来に比べてボトルネックにはなりにくいでしょう.
- 10Gbpsの装置を共用する人数はどの程度ですか.
- 仮に現在のお客さまが全員プレミアムに移ったとしても,1台350人程度になります.NTT東西の一般的な設計では1万6千人とされていますので,それよりはるかに少ない数字です.新規のお客さまも見込んでいますが,当社の知名度や集客力では限度があるため,混雑以前にお客さまが集まるかのほうが心配です.
当社では現在,1Gbpsの装置を350人程度で共用しても混雑が生じることがあるため,10Gbpsの装置に収容できる人数は多くても数千人ではないかと考えています.(実際には,そのはるかに手前でバックボーンの増強が必要になりそうです.)お客さまの人数が増えた場合は,それに合わせて料金収入も増えますので,回線を追加増強していきます.
- IPoEを使ったサービスですか?
- いいえ,PPPoEです.そのため,標準で1人に1個グローバルIPv4アドレスを割り当てており,固定IPアドレスも簡単に使えます(別料金).
- PPPoEでも快適なサービスができるのですか?
- PPPoEもIPoEも,それ自体は通信速度に大きな差はありません.どちらの方式でも,回線容量がトラヒックや人数に見合っていれば,快適なサービスを提供できます.
- 最高速度がそのままなのに料金が割高なのはなぜですか.
- ベストエフォートのネットワークでは,最高速度はすいているときの速度のため,一般的には原価に大きく影響しません.一方,ご利用が多い時間帯の混雑を減らそうとすると,帯域制限のような方法を別にすれば1人当たりの回線容量を増やす(同じ回線をシェアする人数を少なくする)ことしかなく,それにはお金がかかります.
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