12月14日にgoogleで発生したサービス支障について

2020年12月14日21時ころ（日本時間）から1時間程度，googleのサービスに大規模な支障が発生していましたが，当社でもその時間にトラヒックの変動を観測しており，googleでの支障が関係していると考えられます．

上図は，当日の当社とEIE（Equinix Internet Exchange）を結ぶ回線のトラヒックグラフです．21時〜22時ころの間にかけて，当社側へのトラヒックが大きく減少したことがわかります．

現時点で，EIEで交換している下りトラヒック（インターネット→EditNet）のうち，50%以上はgoogleのASから着信しているトラヒックです．20時30分ころからの30分間と，21時00分ころからの30分間で，googleから着信するトラヒックが4割程度（6割程度の減少）に落ち込んだため，EIEでの下りトラヒックも3割程度減少しました．

この減少幅は当社全体の下りトラヒックの1割前後に当たりますが，EIE以外を含む全体のトラヒックは減らなかったため，その間はgoogle以外のトラヒックが増えたと思われます．

当社全体でもgoogleから着信するトラヒックは全体の2割程度に上っており，googleの存在感をトラヒックからも実感する結果となりました．