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2003年3月18日
EditNet株式会社
(お問い合わせ先 support@edit.ne.jp)

弊社とフレッツ網の接続をダークファイバに変更

 従来,弊社とフレッツ網との間の接続は,パワードコムの専用線を利用していましたが,今般これをダークファイバ利用に変更いたしました。
 この専用線については,2001年に開始しましたフレッツ網との接続を増速する取り組み(1.5Mbps→10Mbps→100Mbps)の中で,(1)当時, 世田谷において高速かつ安価に利用できるイーサネット専用線が,パワードコムの「パワードイーサ」しかなかった(NTTの「メトロイーサ」が 利用できなかった)ことから,パワードコムの専用線を選定したものです。しかし,NTTビル内にNTT以外の専用線を引き込むことについては その事例がなく,弊社がNTTの相互接続部門と粘り強い交渉を続け,着手から約1年をかけてようやく完成したものでした。
 当時の交渉等に関する経緯は,こちらに記録があります。

 弊社がこの専用線を開通させたことは,NTTと他の事業者の「相互接続」をオープンにする上で大変価値のあることであり,現に,その後 NTTの接続約款や事業者向け説明資料に「フレッツ網との接続に,他社専用線を利用される場合は,当社専用線と同じ手続で利用できます」と 明記されるに至りました。この実現は,営業担当の方をはじめとするパワードコムの皆様の大変な努力なしではなしえず,この場をお借りして 改めて御礼申し上げるものです。

 しかし,このような経緯にもかかわらず,弊社はパワードコムの専用線を解約し,NTTから賃借するダークファイバに自前の設備を接続する スタイルに変更することを選ぶに至りました。
 その理由は以下のとおりです:
 (1)パワードコム利用に比べ,コストが大幅に安くなる
 (2)パワードコムのサービスは大変よくマネージされているものの,すでに弊社では7年にわたるISPの運営経験を得,またフレッツとの 相互接続に関する手続においてある程度のノウハウを蓄積するにいたり,自社において専用線相当の回線を維持することが技術的・制度対応的に 可能になったと考えられる
 (3)将来100Mbpsを1Gbpsなどに増速することを前提としたとき,このまま専用線サービスを使いつづけたのでは,費用が大変高額になり, 今後のサービス企画上他の大手事業者に対抗できない事態が予測される

 今回のダークファイバへの変更により,現在の100Mbpsを将来1Gbpsに変更する際にそれが大変容易になるほか,コストの大幅な 削減による財務基盤の強化,サービス向上への投資余力の拡大など,大きなメリットがあると考えております。

以上