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2007年4月5日
(4月29日更新)
EditNet株式会社
(お問い合わせ先 support@edit.ne.jp)

設備の信頼性向上への取り組み状況について

 平素,EditNetをご利用いただきましてありがとうございます.
 昨年来,弊社設備の故障によるサービスへの支障が度々発生しており,ご利用のお客さまには大変ご迷惑をおかけしております.誠に申しわけございません.
 弊社では,設備の信頼性向上が最優先の課題であることを再確認し,大規模なルーティング障害を発生させないこと,および,故障が発生したとしても影響時間を可能な限り短縮することに取り組んでまいります.
 現在の取り組み内容,およびその進捗状況をご報告いたします.

主要なネットワーク設備の更新

進捗状況

 2006年11月14日発生したルーティング障害を受け,同月中に主要なNW設備の更新を決定し,設計および機種選定を開始しました.
 現在は設計が完了し,機器の発注およびNTT東日本への設置申請を行っています.
 一部の機器は既に納品されていますが,更新の対象となる設備の多くはNTT東日本の局舎内への設置であり,同社への申請が必要なことから,設置・運用開始は現時点で6月頃を目処と考えております.
 (4月29日更新)工事は1期・2期に分けて実施し,主系と予備系を交換することになりました.1期工事の工事申請は完了しており,予定通り6月中に運用開始の見込みです.2期工事については現在申請手続中です.

概要

 主要な装置を現在よりも信頼性が高い機器に入れ替え,何よりもまず故障を起こりにくくします.
 その上で,中心となる機器は2台導入し,1台が故障しても短時間で自動的に予備系に切り替わる構成とします.(点検やメンテナンスは先に手動で予備系に切り換えてから実施するため,影響が少なくなります.)
 ただし,他社との接続インタフェースは1本での接続となるため,設備の信頼性を今よりも高めると同時に,経路自体を2経路としてう回させる設計を取ります.
 また,NTT東日本との接続点(フレッツ接続点)は接続の形態上う回経路が取れず,どうしても単一障害点になります.このため,まずは設備の信頼性を向上させるとともに,加えて常時予備機を待機させ,保守員到着後のダウンタイムを短縮します.
 (このほか,構成上1台になってしまう装置には予備を用意する,一定の期間で故障がなくても点検・交換を行うなどの対策を実施しています.)

ダウンタイムの短縮

故障検出の迅速化

 故障検出の拠点を増やし,従来よりも迅速に故障を検出できるシステムを,2006年12月から運用しています.

保守拠点の増加

 弊社設備は世田谷と大手町の2か所の通信センタで運用しており,従来は大手町の設備故障で駆け付け保守が必要になった際も世田谷からの派遣により修理を行っておりましたが,2006年12月から大手町近傍にも保守拠点を確保し,駆け付け時間の短縮を図っています.

復旧手順の点検

 故障の際の復旧手順を点検し,原因切り分けや復旧を迅速に行えるように取り組んでいます.(継続実施中)

故障時の情報提供の充実

運転情報webサイトの運用

 故障時のお知らせは現在弊社webページで行っておりますが,故障の範囲によってはご参照いただくことが困難です.
 このため,携帯電話用の「EditNet運転情報」webサイトを運用し,故障の際でも速やかに故障の有無や復旧見込み等をお知らせします.
 弊社網の故障の影響を受けないよう,webサイトは弊社と無関係のNWで運用します.
 すでに開発は完了しており,現在は情報登録方法の訓練を行っている段階で,4月中の運用開始を予定しております.
 (4月29日更新)習熟訓練に時間を要しているため,運用開始を5月中旬頃に延期させていただきます.大変申しわけございません.


 度々の故障によりご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけし,申しわけございません.
 機器の入替による抜本対策は6月頃までかかる見込みでございますが,それまでの間も暫定対策の検討及び監視・保守の強化を鋭意実施してまいります.
 (4月29日更新)4月13日実施の暫定対策以降,現時点で安定して稼動しています.引き続き1日も早い抜本対策の実施に取り組んでまいります.